瀬底ビーチは、沖縄県国頭郡本部町にある瀬底島の西部に広がる全長約1kmに及ぶ天然のビーチです。瀬底島は本部半島の西方約600mの東シナ海海上にあり、西洋ナシの形をした面積2.99k㎡、周囲7.3km、標高76mの台地状の島です。島の近くには沖縄県で高い人気を誇る観光施設の「沖縄美ら海水族館」があり、此処を訪れた観光客が、海の美しさに惹かれて立ち寄ります。
島内には先史時代の貝塚や、グスク時代の遺構が多数発見されています。15世紀に第一尚氏の流れを汲む按司の一族がここに村落を作ったと伝えられています。プライベートビーチを設ける大型ホテルの計画が頓挫したため、真っ白い砂浜が広がる瀬底ビーチではゆったりしたローカルな雰囲気が楽しめます。近年は宿泊施設やカフェが増えました。水の透明度が抜群で、美しい魚が多く、シュノーケリングに人気があります。但し、海中の足元はゴツゴツしているので、サンダルやマリンシューズがあると安心です。
瀬底島と沖縄本島の間は、昔は渡し船が交通手段でした。昭和60年に全長762mの瀬底大橋が開通し、本島と繋がりました。現在は島民の生活道路としてのみならず、美しい海が見られる観光ポイントとして、瀬底島を訪れる観光客の人気を集めています。